相続した家がゴミ屋敷だった!
このような場合、
「どうせ解体するのだから、解体のゴミと一緒に捨ててもらえばいいや」
と考えられるかもしれませんが、
実は、ゴミ屋敷状態のまま、解体業者に解体を依頼しても、断られるケースが多いのです。
解体業者は、主に解体工事の際に出てくる瓦礫やコンクリートなど、
住宅の廃材などを回収するだけです。
なかには、別のゴミ清掃業者や不良品回収業者と提携して、
ゴミ屋敷の片づけと解体を引き受けてくれる解体業者もありますが、
当然提携のマージン等が乗っかっている分、相場より高額になっているケースも少なくありません。
ですから、ゴミ屋敷を解体する場合、
まず、ゴミ屋敷を清掃業者に片づけをしてもらってから、解体業者に解体してもらう必要があります。
ゴミによって清掃費用は変わる…?
さて、ゴミ屋敷の清掃ですが、ゴミによってその費用はかなり変わってきます。
中身の入った、ビンや缶詰は、そのままでは捨てられませんので、
ふたを開けて、中身を分ける作業が必要となります。
これは、一つ一つ手作業となりますから、中身によって、一本当たり10円~100円くらいの費用が掛かります。
そのうえで、別途ゴミの処理費がかかるのです。
実際にあった話で、地元の名士の方が亡くなられた際、
その方のお屋敷には全く手を付けられていない、お中元、お歳暮の片づけにかかった費用は数百万にものぼったものです。
これでは、せっかく相続しても、相続人の手取りは少なくなってしまいます。
ご高齢の方への贈り物は、ある程度保存もきいて処分しやすい、乾麺が良いのではないかと思う今日この頃です…